「姿勢は大切」…でも、本当の意味を知らなかった

「姿勢は大切」

一般的に言われることではありますが、その本当の意味を知っている人は少ないように思います。

私自身は5歳から高校卒業まで日本舞踊を習っており、姿勢については人並み以上に気にしてきたつもりでした。
「姿勢がいいね」と言われることも多かったです。

しかし、子どもの頃はよく家で崩れている姿勢を指摘されて、正していました。
だから、姿勢は意識と努力で保つものだと思っていました。
そのため、姿勢が悪い=肩こり頭痛の原因などと言われても正直ピンとこなくて、
「私は姿勢を良くしているのに昔から肩こり頭痛がひどいんだけど?」
なんて思っていました。

4人目の出産後、はじめて知った「姿勢」の本当の影響

そんな私が姿勢について正しい知識を得たのは、4人目の子どもを産んだ後でした。
妊娠、出産、生まれてからは赤ちゃんの睡眠、抱っこ、授乳、発達の獲得etc…
4人とも全てがうまくいかず、ハードモードな子育てでした。

自分の子育てのうまくいかなかったことが全て自分の姿勢の悪さが起因していた、
ということに気がついてから、
自分と子どもたちの姿勢改善に本腰を入れて取り組むようになりました。

お金も時間もそれなりにかかりましたが、
姿勢を改善した結果、すべての悩みが自然と解消し、
親子関係(自分と子ども・自分と母)や夫婦関係までもが円滑になりました。

「姿勢で育児が変わるなんて本当?」半信半疑だった私

姿勢から育児を楽にすることを教えてくれたのは、トコちゃんベルト考案者の渡部信子先生をはじめ、門下の仲真衣先生たちでした。

はじめは姿勢で全てが解決するなんて騙されてるんじゃ?と半信半疑でしたが、あまりにうまくいかない育児に藁をも縋る思いで続けてみたら、いつのまにか本当に全てが楽になっていました。

「子どもをどうにかしたい」…でも変わったのはまず私だった 

私の場合、当時赤ちゃんだった末っ子が上3人に比べてもとくに育てにくかったので、赤ちゃんの姿勢改善が当初の目的でした。
しかし、あまりにもうまくいかない。
「ママの姿勢がよくなったらうまくいくようになるよ」という助言も、はじめは「いや私はそんなに困ってないし。それより子どもをどうにかしたいんだけど。」「子どもが治らなかったら私のせいにされるの?またお金払わないといけないの?」と内心は疑心暗鬼に。

しかしあまりに辛くなってきて、騙されたと思って自分の姿勢改善を先に取り組み出したところ、まず自分が抱っこや授乳が楽にできるようになり、そこから末っ子の発達がみるみる進み、困りごとや心配ごとがなくなっていきました。

「赤ちゃんって、こうやって成長するんだ」と驚いた日々

末っ子の成長っぷりは目を見張るものでした。
すでに3人の子どもを育てた後でしたが、
「赤ちゃんってこうやって成長するんだ」と目から鱗のことばかり。

1番の違いは「自立の速さ」。
睡眠・食事・着脱・排泄、と本当に自立が早くて楽でした。
しかも、私はほとんど教えることなく自分から自立してくれるのです。

ただ、姿勢を大切に育てただけなのに。

上の子たちを見て苦しくなったこともあった

違いをまざまざと見せつけられ、
「上の子たちの心配ごとは自分の姿勢と育て方が悪かったせいだ」と
苦しくなることもありました。

当時、長子はもう6歳。
お口はポカン、下っ腹ぽっこり、運動神経悪く足も遅い。
性格は繊細すぎていつも先生にしがみついて離れられない。
発達面もあげればキリがないほど心配ごとがたくさんありました。
手遅れかもしれないと思いつつ、ケアに通い続けるも最初の頃は効果はよくわからず。
しかしその後自分の姿勢が改善したことで、
「なんだ、大人でも変わるんだから全然手遅れじゃないじゃん」と楽観視できるように。
自分が変わったことで姿勢に対するイメージがしやすくなったおかげで、子どもへのホームケアもより的確になりました。

姿勢が変わると、子どもの未来も変わっていく

長子は現在8歳ですが、運動神経は凹凸あるものの自分では運動大好きと言えるほどに成長しました。性格も同一人物とは思えないほど快活に。
ぽっこりだった下っ腹も、引き上がって下向きだったお臍も上向きになりました。
とても年齢による変化とは思えない成長です。
当初は「もっと早く気づけていたら」と思っていましたが、むしろ子どものうちにきづけたことで私のように人生長い間苦しむことはなくなったし、
悩みも少なくなったわけです。私、なんて偉いんだろう。

だから、始めるのはいつでもよくて「気づいたときが始めどき」なのです。

「姿勢は努力で保つもの」という思い込み

ここからは、姿勢についての正しい考え方です。
姿勢に関しては努力と意識で保つものというのが世間一般での概念ではないかと思います。
世にある姿勢改善の方法は体幹トレーニングや運動などがほとんどですよね。
しかしそもそもが
【体幹が弱いから姿勢が悪いのではなく、姿勢が悪いから体幹が弱い】
の間違いなのです。

だからいくらトレーニングや意識で姿勢改善してもやめたら元に戻ります。
しかし骨格から姿勢を改善すると、自然と体幹が使える身体になって結果体幹が強くなります。

本当に姿勢がいい人は「頑張っていない」

また、「姿勢がいい子=偉い」みたいなイメージありませんか?
しかし、本当に姿勢がいい子どもは意識していい姿勢にしているわけではなく、
脱力状態で姿勢がいいのです。

背骨はピンとまっすぐ伸びているものではなく、しなやかにS字カーブを描いているべきもの。
体幹トレーニングや意識などの努力で獲得できるものではないのです。
むしろ姿勢が悪い人は体を支えるために余計に力が必要なので、ただでさえ体が緊張しやすいのに、トレーニングや意識をすることで
更に体は強張り脱力ができない身体になってしまいます。
背骨は硬く、肋骨は平たくなることで呼吸は浅くなり睡眠の質も下がります。

そう考えたら、姿勢が悪い人と姿勢がいい人、どちらが頑張っていて偉いのでしょうね?

「怠けている」のではなく、身体が苦しかった 

私自身、小学校低学年から睡眠障害で日中起きていられない子どもでした。
大人になってからも改善することはなく、仕事でも大切な場面で寝てしまったり
集中力が保てずミスをしたりして信用を失うことも多々ありました。
自分で自分が信じられなくなっていたし、
自分は怠惰なダメ人間としか思えず、生きているのが辛かったです。

子どもも自分のようになるのではないか、と発達障害を過剰に疑ったりして、
自分の人生も子どもの人生も辛く重く苦しいものとしか考えられなくなったりもして、
それが子育てに悪影響を及ぼしたりもしていました。

過去を責めるより、癒して未来へつなげたい

自分の体が楽になってみると、「過去の私はなんて頑張っていたのだろう」と思います。
だから今は、子どもたちの姿勢や発達で気になることがあっても「子どものせい」とも「自分のせい」とも思いません。
この子たちは妊娠当時の私の苦しみを一緒に分かち合った同士。
ただただ、過去の自分ごと癒してあげたいと思えるようになりました。

過去を責めるより癒し、未来の自分や子どもに投資した方がずっと建設的。

どう捉えるのが楽かは人それぞれですが、
私はこう考えることが1番自分にとって納得できる答えでした。

「気づいたとき」が、人生の変わり目 

赤ちゃんでも子どもでもでも大人でも、みんな姿勢は改善することができます。

始めるのが早いほど効果は出やすいので、そういう意味でも「気づいたときが始めどき」です。

何をやってもうまくいかなかった私の人生がこれだけ変わった姿勢改善。

みなさんも姿勢改善で人生次のフェーズに行ってみませんか?

この記事を書いた人

出張ケアサロン piena

トータルケアサロン piena|松岡みちえ

8歳・5歳・5歳・2歳、4児の母。
高校教員として15年間勤務した後、自身の子育て経験をきっかけに、姿勢改善・骨格ケアの世界へ。

対面施術とオンラインの両方で、一人ひとりの身体に寄り添ったサポートを行っている。

・まるまる育児アドバイザー
・トコちゃんベルトアドバイザー
・骨格ボディメイクセラピスト