「こども食堂」と聞いて、みなさんはどんな場所を思い浮かべますか?

「困っている家庭が利用する場所なのかな?」
「うちが行ってもいいのかな?」

そんなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

私も息子が幼稚園の時からボランティアに行き始めて、かれこれ5〜6年が経ちます。最初は全然お客さんがいなかったスタートから、今や100名を超え、行列ができるにぎわいぶりです。

そこには、子どもたちの元気な笑い声が響き、地域の大人たちがおしゃべりを楽しみ、年齢や学校の枠を超えて笑い合う、あたたかな時間があります。

こども食堂は、食事をするだけの場所ではなく、地域の人とつながり、誰かと同じ食卓を囲み、ほっと心がほどける居場所だと思います。

「食べる」だけじゃない、「作る」楽しさも

私がお手伝いに行っているこども食堂では、子どもたちの調理体験も大切にしています。

野菜を切る。
ホットケーキ、白玉を作る。

大人にとっては何気ないことでも、子どもたちにとっては新しい発見の連続です。

「できた!」
「おいしい!」
「今度はベビーカステラを作りたい!」

そんな言葉が飛び交うたびに、食べることへの興味や、自分で作る喜びが少しずつ育っているのを感じます。

食育とは、栄養の知識だけを学ぶことではありません。

旬の食材を知ること。

いつものごはんがどんな風にできてるか知ること。

誰かと一緒に「いただきます」と言えること。

そんな一つひとつの経験が、子どもたちの心を豊かに育ててくれると思います。

子育て中だからこそ、頼れる場所がある

毎日の子育ては、楽しいこともたくさんあります。

でも、
「今日はご飯を作る元気がないな。」
「誰かと少し話したいな。」

そんな日だってありますよね。

そんな時は、近くで開催されているこども食堂や地域食堂に足を運んでみてはいかがですか?

誰かと一緒に食べるごはんは、いつもの食卓とはまた違った温かさがあります。

保育園や幼稚園だと、いつもは食べないものも食べてくるということがありませんか?頑張らなくていい、もっと頼っていいと、気持ちをほぐしてくれます。

私も息子たちも子ども食堂が大好きで、いつもの場所、いつものボランティアの方やお友達に会えて、安心の場になっています。

「いただきます」が、人をつなぐ

食事には、不思議な力があります。

温かいごはんを囲むと、自然と笑顔になり、会話が生まれます。

「おいしいね。」

その一言から、新しいつながりが始まることもあります。

子どもたちが安心して過ごせる場所。
ママやパパが肩の力を抜ける場所。
地域のみんなが顔を合わせ、「成長したね」と笑い合える場所。

子ども食堂には、たくさんの優しさが詰まっています。

初めての場所は、少し勇気がいるかもしれないですが、一歩踏み出してみると、家族の思い出になっていく場所が見つけられるかもしれません。

もしお近くで「子ども食堂」という文字を見かけたら、お子さんと一緒に、温かい食卓を囲みに行ってみてください。

きっと、お腹だけではなく、心もほっと満たされる時間になると思います。

この記事を書いた人

Asami

9歳と3歳の男の子2人のママ。千葉市在住、からだとこころに優しい食と暮らしの発信やイベント企画、場作り。
趣味はおやつ作りと読書。